濡れている髪にヘアアイロンは絶対にダメ

髪の毛が濡れている状態なのにヘアアイロンをしてしまう人がいますが、絶対にやめてください。

アイロンをしたときに髪から「ジュー」といった音が鳴ったら髪が一気にボロボロになっていると思っておいてください。

これは髪内部に含まれる水分に高温のアイロンが触れることで水が気化している時になる音です。

水分が気化して水蒸気になると体積が約1700倍まで膨れ上がります。

髪という密閉空間の中でこの体積の膨張が起こると水蒸気の逃げ場がないので髪の毛を破壊して外に出ていきます。

空気を入れすぎた風船が爆発するのをイメージするとわかりやすいかもしれません。

このダメージによって傷んでしまった髪は美容師でもどうにもできないほどのダメージになります。

ヘアカラーをしても色が定着する部分が破壊されてしまっているので染まらなかったり、パーマをあてても髪の形状を留めておく部分が破壊されているので全くあたらなかったりと薬剤が全く作用しない髪になります。

濡れた状態にヘアアイロンやコテは絶対に使わないでください。